最近のニューヨーク 美術館 (提供 よみタイム)

2012年1月7日(土)〜2012年1月14日(土)
メトロポリタン美術館 

メトロポリタン美術館
The Metropolitan Museum

■住所: 1000 Fifth Ave. at 82nd Street
■料金: 料金:大人$25、シニア(65歳以上)$17,学生$12、会員・子供(12歳以下)無料(随意
■電話: 212-535-7710
■URL: www.metmuseum.org
■地下鉄: 6=77St駅 
■休館日: 月曜日


 

 

 

 

 

 

もう世界3台美術館に数えられるように美術品の数はたいしたものだ。簡単に歩くだけで、2,3時間は過ぎる。しっかり見たら1日がかりどころでなく、数日かかる。時間のない人は自分の好みを選んで行こう。人気はもちろん19世紀ヨーロッパセクション(2階)。印象派ルノワール、マネ、モネ、ゴッホ、セザンヌ、ゴーギャンなどたくさん。現代画は1階、2階でピカソ、マチス、ホッパー、ウォーホールなど。エジプト部門も気合いが入る。像、パピルス、棺、神殿など。あとはもうローマ、ギリシャの銅像、宗教画、鎧、家具、楽器、柱時計、ガラス細工、などなどもうたくさん。常設展の他に常にテーマ展が幾つか同時開催されている。最初に払う入場料ですべてが見れるが、人気のものは列ができている。日本語の解説テープは借りるために6ドルが必要だ。疲れたら庭園、カフェで休める。 

クロイスターズ(メトロポリタン美術館分館
クロイスターはメトロポリタン美術館の別館である中世の修道院。まわりは公園でとても静かである。内部はとても神秘的で魅力にあふれている。ユニコーンのタペストリーは世界でも有名な作品。庭に出ると、ジョージ・ワシントン橋が望める。私は車でしか行ったことはないが、地下鉄は大変だと思う。地区的にも周辺はあまり環境が良くない。バスがお薦め。メトロポリタン美術館と同じ入場バッジを利用できるので、お金がきつい人は同日にがんばって利用しよう。

行き方:バスでは、マジソン・アベニューよりM4バスに乗り、Fort Tryon park-The Cloisters行きに乗り、終点下車。地下鉄では、Aトレインの190 Street and Overlook Terrace 駅下車。

スティーグリッツと芸術家達:マチスからオキーフまで
Stieglisz and His Artists: Matisse to O'Keeffe


■日時: 2012年1月2日まで.


アメリカ近代写真の父と称されるアルフレッド・スティーグリッツ(1864 - 1946)は、1902年ニューヨーク5番街に291ギャラリーを開設し、当時ヨーロッパの先駆的な近代芸術をいち早く紹介した。死後、妻で画家であり、また写真のモデルにもなったジョージア・オキーフ(1887 - 1986)により、膨大なコレクションの多くがメトロポリタン美術館に寄贈された。ヨーロッパでもまだ無名同然であったピカソやマチスを評価した眼識と、オキーフの他、チャールス・デムス、マースデン・ハートリーなど同時代の若い芸術家達を支援した情熱は、後のアメリカの現代芸術に大きく貢献した。コレクションから絵画、彫刻、版画、写真など約200点を展示

語りかける日本の絵巻
Storytelling in Japanese Art


■日時: 2012年5月6日まで

日本の絵巻は奈良時代に始まり、江戸時代まで何百年もの間、人々に愛されて来た。右から左に流れるように物語が綴られ、場面は絵によって次々と展開する。特別展はその歴史と芸術性を要約するように、12世紀から19世紀までの絵巻、物語屏風、掛軸など約60点を主題別に展示。 「北野天神縁起絵巻」五巻(13世紀)に描かれる学問の神様、菅原道真の悲劇と天神信仰、世界最古の長編小説といわれる「源氏物語」の恋愛劇、源平合戦や平家物語の戦記、「浦島太郎」のお伽話など、今も色褪せることのない永遠の物語ばかりである。筆の勢いによって躍動感を表現し、巧みさとユーモア溢れる「鳥獣戯画」(12世紀)は現在のマンガやアニメの原点と言われる

オセアニア美術ギャラリー
New Galleries for Oceanic Art


■日時: 長期展示
■住所: 1000 Fifth Ave. at 82nd Street
■料金: 料金:大人$20、シニア(65歳以上)/学生$10、会員・子供(12歳以下)無料(随意
■電話: 212-535-7710
■URL: www.metmuseum.org

オセアニア(大洋州)は2万5千の島々から成る世界六大州の一つであり、多種多様な人種・文化を擁している。大きくはポリネシア、ミクロネシア、メラネシアの3地域に分けられ、加えてオーストラリア、東南アジア諸島も一部含まれる。新オセアニア美術ギャラリーは3年間の改修工事を終え昨年11月に再オープン。約1580m2(478坪)のスペースは南側がガラス壁になっており、そのままセントラルパークに続くかのようである。今回の記念すべき特別展示では、メラネシア・ギャラリーに高く掲げられたニューギニア・クウォマ族の儀式用建築物の屋根が神聖で静寂な雰囲気を醸し出し、またアスマット族の先祖を祀るポール9体は、種族の魂が上から見下ろすようである。これらのコレクションに文字通り命を捧げ1961年23歳でニューギニア奥地で行方不明となったマイケル・C・ロックフェラーも含め、様々な人々の想いが交錯するギャラリーである。
南アジアギャラリーの再展示:ガンダーラ、マトラ、アンドラ、グプタ彫刻


■日時: 長期展示
■住所: 1000 Fifth Ave. at 82nd Street
■料金: 大人$20、シニア(65歳以上)/学生$10、会員・子供(12歳以下)無料(随意
■電話: 212-535-7710
■URL: www.canegiehall.org

メトロポリタン美術館では、閉鎖していた一部の南アジアギャラリーを8月から再オープンした。 紀元前2世紀から紀元後8世紀の間に、現在のインド、パキスタン、アフガニスタンの地域で隆盛した仏教およびヒンズー教の彫刻美術を再び観賞することができる。紀元前330年代のアレキサンダー大王の侵攻の結果、西洋と東洋の文化が融合し、パキンスタン北西部のガンダーラ地方を中心に、仏像の起源とも言われるヘレニズム様式の仏教彫刻が多く制作されるようになる。 紀元50年頃から始まった海洋貿易が販路を拡大したことにより、ガンダーラを含め、この地方に歴史上まれにみる多彩で豊かな国際的文化がもたらされた。 彫りの深い顔を持ち、ゆるやかに弛む衣をまとった仏像は、異文化への寛容と理解を示しているようである。なによりも、これら優れた美術品に囲まれながら遠い過去に繰広げられたダイナミックな文化の展開を想像することは、大変楽しい。



(提供 よみタイム)
新ギリシャ・ローマ館オープン

■日時: 常設展示
■住所: 1000 Fifth Ave. at 82nd Street
■料金: 大人$20、シニア(65歳以上)/学生$10、会員・子供(12歳以下)無料(随意
■電話: 212-535-7710
■URL: www.canegiehall.org

長い間レストラン兼カフェテリアとして親しまれていた場所が、15年の緻密な計画と工事を経て「ギリシャ・ローマ館」としてついに一般公開される。吹き抜けの広々とした空間は、もとの設計を残しながらもローマ時代の柱廓に囲まれた中庭が再現されており、ガラス張りの天井や、いくつもの大きな窓からは太陽の光が最大限に入り、自然光の中で美術品を鑑賞することができる。一階には数々の彫刻やメトロポリタン美術館が設立された時最初に買収した美術品と言われている石棺が、中二階には3500点以上もの壷やオブジェ、琥珀や金、ガラス品がガラスケースに並べられており、傍に設置されているタッチスクリーンの画面で詳しく調べることができる。その他にも壁画が施されたベッドルームを再現した小部屋や、保存状態に優れ迫力満点の二輪馬車など、見どころもたくさん。美術館の中に新しい美術館が出来たようなこのギリシャ・ローマ館は、メトロポリタン美術館に親しみ慣れた人でもきっと驚くはず。


(提供 よみタイム)
近代美術館
近代美術館
The Museum of Modern Art (MoMA)


■住所: 11 W. 53rd St. New York, NY 10019-5497
■料金: 大人$25、シニア$18、学生$14、メンバー・子供(16歳以下)無料
■電話: 212-708-9400
■URL: www.moma.org
■日時: 土〜月10:30am〜5:30pm  水〜木10:30am〜5:30pm  金 10:30am〜8:00pm
■休館日:火曜日



女性による写真:近代写真の歴史
Pictures by Women: A History of Modern Photography


■日時: 2011年3月21日まで

近代美術館では貴重な写真のコレクションから、近代から現代にかけて女性のフォトグラファーが撮影した写真の展示会を行なっている。約120人以上のアーティストが参加し、作品数は約200点以上に及ぶ。同美術館が最近例外的に入手した作品や、今回が初の披露となるアンナ・アトキンス、ナン・ゴールデン、ジュディス・ジョイ・ロス、など有名なアーティストの作品が並ぶまたとない機会だ。またアメリカを代表する、浮浪者や服装等作者を撮影した作風で知られるダイアン・アーバスやドロシア・ロンギの名作、ヨーコ・オノ、キキ・スミスなどの著名アーティストらによる写真に関係したインスタレーション・アートも展示。大御所らが名を連ねる展示会だ

話をしよう:人と物のコミュニケーションとデザイン
Talk to Me: Design and the Communication between People and Objects


■日時: 2011年11月7日まで


近年、工業デザインの目的は、従来の機能や美しさに加え、使用者との対話が重要になってきた。今や私達はスイッチを押すだけではなく、機械に質問され、命令され、あるいは相談して物事を決定する。実際に使用され誰もが知っているニューヨークのメトロカード自動販売機は、宇田川信学(まさみち)等のデザインにより1999年登場した。メタリックの本体に緑と赤黄青の3原色のフレームが巨大なロボットを思わせる。これを含め、特別展で紹介の最新の企画や作品約200の多くは試用することができ、家族で楽しむには最適である。「もじバケる」の桐ヶ谷美沙子 、「Mr. Smilit」の新田美智子など、日本人女性の名前が多く見られることも心強い。



ホイットニー 美術館

ホイットニー美術館
Whitney Museum of American Art

■住所: 945 Madison Ave. New York, NY 10021
■料金: 大人$18、シニア(62歳以上)&学生$12、メンバー&子供(12歳以下)無料
■電話: 1 (800) 944-8639
■URL: http://www.whitney.org/
■休館日: 月・火
■日時: 水〜木11:00am〜6:00pm、金13:00pm〜9:00pm (18:00以降入場料随意)、土〜日11:00 am 〜6:00pm

 

 

 

 

 

 

1931年ガートルード・V・ホイットニーが開設。1900年以後のアメリカ美術のみをコレクションしている。特徴的な外観を持つ建物は1966年に、マルセル・ブルアーとハミルトン・スミスの設計により建てられた。

コリー・アーカンジェル:プロ・ツールス
Cory Arcangel: Pro Tools


■2011年9月11日まで

コリー・アーカンジェル(1978 -)はデジタル技術と芸術の脈絡を探り続けている。コンピュータによる作品、パフォーマンス、ビデオ、インスタレーション、作曲、彫刻、プリント、ビデオゲーム改造などの作品を通し、デジタル文化にどっぷりと浸かった現代という時代を鮮やかに、時には少々皮肉を交えて表現する。眩しいばかりの先端技術は数年後には古くさくなるのが常である。1970年代から2000年代までのボーリングのビデオゲームを年代順に大画面に並べ、デジタル・グラフィックの歴史を振り返る。フォトショップを使ったグラデーションのプリントモPhotoshop Gradient Demonstrationモシリーズは全く新しい不思議な二次元の世界を開示する

ライオネル・ファイニンガー:世界の端で
Lyonel Feininger: At the Edge of the World


■2011年10月16日まで

画家ライオネル・ファイニンガー(1871-1956)は様々な意味で重層的な人生を送った。16才の時、 故郷ニューヨークからドイツに渡り音楽を勉強するが、絵画への情熱が勝り、当地でイラストレーターとして成功する。ドイツ表現主義が隆盛する中で、より芸術的な油彩に専心し、クレー、カンディンスキー等と共にバウハウスで教鞭を執る。光の屈折をキュビズム風に表現した「プリズミズム」(本人の命名)の絵画で独自の境地を切り開くが、ナチスの「退廃芸術」排斥を受け、40年以上のドイツ滞在の後、1937年 ニューヨークに戻る。 100点以上の作品は、初期に明確な天真爛漫で空想的なファイニンガーの人間性が一貫して見て取れる。
グッゲンハイム 美術館

グッゲンハイム美術館
Solomon R. Guggenheim Museum

■住所:1071 Fifth Ave. NY, NY 10128
■料金:大人$15.00、シニア/学生$10.00(要ID)、会員・子供(12歳以下)$4.00
■電話:212-423-3500
■URL:www.guggenheimmuseum.org
■日時:土〜水10:00am〜5:45pm 、金10:00am〜8:00pm
■休館日:木曜日

ジリー・ウーファン:無限の提示
Lee Ufan: Marking Infinityュリー・メハトゥ:グレー・エリア
Julie Mehretu Grey Area


■日時2011年9月28日まで

韓国出身の芸術家リー・ウーファン(李禹煥:1936年生まれ)は56年に日本に移住し、日本大学哲学科を卒業する。60年代末から70年代中頃には、石、鉄板、木、紙、綿などの自然素材をそのまま作品とする「もの派」を理論的に体系づけた。余白、あるいは見えないものの芸術性を追求し、逆に言えば見えるものの曖昧さを指摘している。現在は日本、韓国、フランスを行き来し、国際的に活躍する。絵画シリーズ「点より」と「線より」では、絵具をたっぷりと含ませた筆を最初は肉厚に、そして次第にかすれ、最後は何も描けなくなるまで一気に走らせている。ミニマルな構図、繰り返しのリズム、有から無への過程が仏教思想を思わせ瞑想的である