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ニューヨークのスポーツ情報

 

2008年

アメリカン・リーグ

球春到来!
日本人メジャーに注目


メジャーリーグファンにとって待望の野球シーズンがやってきた。全30チームの戦力も整い、3月末から9月末までの6か月間、162試合に熱戦が繰り広げられる。昨年ワールドチャンピオンになったレッドソックスはV2に万全の体制だ。他チームも打倒・レッドソックスに燃えている。そんな中、今季も黒田(ドジャース)、福留(カブス)など多くの日本人選手がメジャーに挑戦する。また、イチロー(マリナーズ)が大リーグ記録タイとなる8年連続200本安打に挑む。ヤンキースの松井はひざの故障から立ち直られるか。元祖・野茂(ロイヤルズ)は3年ぶりにメジャーで勝てるかなど、話題に事欠かない。本紙では2回に分けて、全チームのチーム分析を紹介する。(吉澤信政記者)

アメリカン・リーグチーム戦力徹底分析
R・ソックス、タイガース頭ひとつリードか
RED SOX
ボストン・レッドソックス(ア・リーグ東)
戦力変わらず万全
V2に死角なし


3年ぶりのワールドチャンピオン。先発では、ベケット(20勝)中心に松坂(15勝)、ウェークフィルド(17勝)がフル回転。大ベテランのシーリング(9勝)は中7日の登板になりそう。中継ぎの岡島も66試合に登板、日本人投手が大活躍した。今季は、先発投手陣に血液ガンが完治したレスターが加わる。抑えは球界を代表するリリーフエース、ペベルボンが構えている。打撃陣も新人王のペドロイア二塁手、エリスベリー外野手といった若手が台頭。オルティス、ラミレス、ユーキリスらベテランの多くは来季も健在、ワールドシリーズを制覇した主戦力はほぼ残っている。さらにタイガースから強打者のケーシーを獲得、打線に幅ができた。V2に死角はない。開幕戦はアスレチックスと初めて日本で行う。先発はベケットと松坂になるだろう。連勝して勢いに乗りたいところ。
昨シーズン成績 : 96勝66敗
ア・リーグ東地区優勝
監督:テリー・フランコナ
本拠地 : フェンウェイパーク(35,692人)
チケット情報 :617-482-4769
ウェブサイト:redsox.mlb.com
07年ペイロール: $143,026,214
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ベケット、松坂、シリング、ウェークフィルド、レスター
救援:岡島、ティムリン、ロペス、タバレス、シュナイダー
抑え:パペルボン
捕手:バリテック
一塁:ユーキリス、ケーシー
二塁:ペドロイア
三塁:ロウエル
遊撃:ルーゴ
左翼:ラミレス
中堅:エリスベリー
右翼:ドリュー
指名打者:オーティス
YANKEES
ニューヨーク・ヤンキース(ア・リーグ東)
若手投手の成長がカギ
松井はDH併用か


遂に地区10連覇を逃し、プレーオフでも3年連続で地区シリーズ敗退。ジョー・トーリ監督時代の終えんを招いたのは、先発投手陣の崩壊だった。今年は、王建民を中心に若いヒューズ、チェンバーレインが投手陣を引っ張る。彼らが10勝以上あげることが、打倒・レッドソックスの条件だ。39歳のムシナはかつてのキレのある球が影をひそめた。2年目の井川は先発陣に食い込むチャンスでもある。抑えのリベラもここ数年好不調の波が大きい。打線はロドリゲス、ポサダが残り、成長著しいカノ、ベテランのデーモン、アブレイユと昨年同様の破壊力はある。今年も打線に頼らざるをえないのか。松井は右ひざの手術のあとだけに、計算は難しい。ノルマの3割、30本、100打点をあげられれば合格点。ジラルディ新監督は指名打者としてジアンビとの併用を考えているというが。
昨シーズン成績:96勝68敗
ア・リーグ東地区2位
監督:ジョー・ジラルディ
本拠地:ヤンキースタジアム(56,926人)
チケット情報:718-293-6000
ウェブサイト:yankees.mlb.com
07年ペイロール 7 $189,693,045
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:王建民、ペティート、ヒューズ、ムシーナ、チャンバーレイン
救援:ファーンスワース、ホーキンス、井川、ベラス
抑え:リベラ
捕手:ポサダ
一塁:ジアンビ
二塁:カノ
三塁:ロドリゲス
遊撃:ジーター
左翼:デーモン
中堅:カブレラ
右翼:アブレイユ
指名打者:松井
BLUE JAYS
トロント・ブルージェイズ(ア・リーグ東)
抑えはライアン復活
内野強化2強に迫る


どうしてもレッドソックス、ヤンキースの2強に追いつかない。一昨年は地区2位となったが、プレーオフ進出まで一歩及ばなかった。戦力的には2強と大きな差はない。今季はカージナルスからエクスタイン遊撃手とローレン三塁手を獲得、弱かった内野が大きく増強された。2強にとっては手強い存在になりそう。先発投手陣は16勝のハラデーを軸にバーネット(10勝)、マーカム(12勝)、マクゴーワン(12勝)と10勝以上計算できる戦力だ。抑えはライアン復活で余裕ができた。打線もエクスタイン、ローレンの加入で細かな野球も可能に。主砲のウエルズは昨年2割4分5厘、16本塁打、80打点と期待を裏切った。14年までの大型契約を結んでいるだけに最低でも2割8分、30本、100打点をノルマにして欲しい。実現すれば、2強を崩してプレーオフ進出の夢叶うはずだ。
昨シーズン成績:83勝79敗
ア・リーグ東地区3位
監督:ジョン・ギボンス
本拠地: ロジャーセンター(50,598人)
チケット情報:416-341-1234、
ウェブサイト:bluejays.mlb.com
07年ペイロール:$81,942,800
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ハラデー、バーネット、マクゴーワン、マーカム、リック
救援:ジャンセン、アカード、フォスター、ダウンス
抑え:ライアン
捕手:ザン
一塁:オーバーベイ
二塁:ヒル
三塁:ローレン
遊撃:エクスタイン
左翼:ジョンソン
中堅:ウエルス
右翼:リオス
指名打者:トーマス
ORIOLES
ボルティモア・オリオールズ(ア・リーグ東)
主力放出で戦力ダウン
5割復帰は厳しいか


強力な攻撃力を誇りながら、過去5年間5割に満たない成績に甘んじている。投手陣の整備と細かな野球が要求されるチームだ。自慢の打線だったが、今季は主砲テハダがアストロズに放出、スコットを獲得したが、テハダの代役はきつい。ベテラン、モラ、ロバーツが引っ張っていく。先発投手陣もエースのビダードをマリナーズにトレードした。「10勝以上の計算出来る投手がいない」と首脳陣は頭を抱える。そんな中、投手陣を引っ張るのがガスリー。前半戦は6勝して防御率も3.07とエースの働きを見せたが、後半戦はわずか1勝止まり。「スタミナさえつけば15勝はできるはず」とトレンブリー監督は大きな期待を寄せている。抑えのエース、バエスは右ひじの手術で今季は絶望。中継ぎからウォーカーらが昇格した。投打とも戦力ダウン。念願の5割復帰はかなり厳しい状況だ。
昨シーズン成績:69勝93敗
ア・リーグ東地区4位
監督:デーブ・トレンブリー
本拠地:オリオールパーク・アット・キャムデンヤーズ(48,876人 )
チケット情報:888-848-2473
ウェブサイト:orioles.mlb.com
07年ペイロール:$93,554,808
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ベダード、ガスリー、ローエン、カブレラ、オルソン
救援:ブラッドフォード、アカード、フォスター、ダウンス
抑え:ウォーカー
捕手:R・ヘルナンディス
一塁:ミラー
二塁:ロバーツ
三塁:モラ
遊撃:L・ヘルナンディス
左翼:スコット
中堅:ペイトン
右翼:マーカキス
指名打者:ハフ
RAYS
タンパベイ・レイズ(ア・リーグ東)
名前変え新時代を
地区の台風の目に


1998年の球団誕生から9シーズンのうち8度も最下位に甘んじているドアマットチームである。今季はチーム名を「デビルレイズ」から「レイズ」に変え、チームカラーも一新して新時代を迎える。投手陣を支えるカズミヤーが13勝だったが、リーグの239奪三振をあげ確実に成長のあとが伺える。若いシールドも初の12勝して自信をつけた。今季はさらに飛躍しそうだ。抑えは39歳の大ベテラン、パーシバルをカージナルスから獲得した。打線は頼もしい。2年目の岩村ははっきりと「3割、30盗塁」と自負しており、盗塁王のクロフォードとの1、2番コンビは他球団にとって恐怖だ。00年のドラフト1巡目で入団したバルデリ外野手は力をつけてきた。投手陣の奮起次第で地区の台風の目になるかもしれない。
昨シーズン成績:66勝96敗
ア・リーグ東地区5位
監督:ジョー・マデン
本拠地:トロピカーナフィールド(43,772人)
チケット情報:888-326-7297
ウェブサイト:devilrays.mlb.com
07年ペイロール:$24,123,500
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:カズミヤー、
シールド、ガーザ、
ジャクソン、ハメル
救援:レイエス、ウィーラー、グローバー、ドーマン
抑え:パーシバル
捕手:ナバーロ
一塁:ペーニャ
二塁:岩村
三塁:ロンゴリア
遊撃:バーレット
左翼:クロフォード
中堅:アップトン
右翼:フロイド
指名打者:バルデリ
INDIANS
クリーブランド・インディアンズ(ア・リーグ中)
強力投手陣は健在
打線の底上げでVも


昨シーズン大躍進の立役者は強力な投手陣だった。エースの左腕サバシア(19勝)も予想以上の働きだったが、前年わずか1勝のカルモナが19勝してチームの地区優勝に貢献した。長身から投げ下ろす速球、スライダー、チェンジアップは角度があり、リーグ2位の防御率3.06をあげた。さらに、15勝のバード、04年から3年連続14勝以上あげたウエストブルックとリーグ最強の投手陣は健在だ。セットアッパーに日本から小林(ロッテ)を獲得、弱点を補強した。日本で227セーブの実績があり、展開によっては、ボロスキーに代わって抑えに回るかも知れない。打線はベテランのロフトン、ニクソンが抜けたが、若いサイズモアがチームを引っ張る。マルチネスが4番に座り重みがある。チーム打率がリーグ7位だった打線の底上げができれば、ワールドチャンピオンも夢ではない。 
昨シーズン成績:96勝66敗
ア・リーグ中地区優勝
監督:エリック・ウェッジ
本拠地:ジェイコブスフィールド(43,405人)
チケット情報:216-420-4487
ウェブサイト:indians.mlb.com
07年ペイロール:$561,673,267
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:サバシア、カルモナ、ウエストブルック、バード、リー
救援:ベタンコート、ウぺレス、小林、ルイス
抑え:ボロスキー
捕手:マルチネス
一塁:ガーコ
二塁:カブレラ
三塁:ブレイク
遊撃:ペラルタ
左翼:デルーシ
中堅:サイズモア
右翼:グティレス
指名打者:ハフナー
TIGERS
デトロイト・タイガース(ア・リーグ中)
トレードで主力獲得
オールスター級の打線


06年に名将ジム・リーランド監督を招へいし一気にリーグ優勝。しかし、昨年は先発投手にケガ人続出で脱落した。その先発陣にマーリンズからエースのウィリスを獲得した。3年連続10勝以上と安定しており、バーランダー(18勝)、ボンダーマン(11勝)、ロバートソン(9勝)、ロジャース(ケガで3勝)とともに強力な陣容となった。打線も積極的なトレードでマーリンズから3割2分、34本塁打の主砲カブレラ、ブレーブスから3割3分2厘のレンテリア遊撃手、カブスから俊足巧打のJ・ジョーンズを加え、イチローを抑え首位打者になったオルドネス、打率3位のポランコなどオールスター級の顔ぶれ。「久しぶりに優勝狙える戦力になった」とリーランド監督も采配に苦しみそうにもなさそうだ。レッドソックス、インディアンスとの勝率争いがおもしろい。
昨シーズン成績:88勝74敗
ア・リーグ中地区2位
監督:ジム・レイランド
本拠地:コメリカパーク(40,070人)
チケット情報:248-258-4437
ウェブサイト:tigers.mlb.com
07年ペイロール :$95,180,369
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:バーランダー、ボンダーマン、ロジャース、ウィリス、ロバートソン
救援:ロドニー、ズマヤ、バーティスタ、グリリ
抑え:T・ジョーンズ
捕手:ロドリゲス
一塁:ギーエン
二塁:ポランコ
三塁:カブレラ
遊撃:レンテリア
左翼:J・ジョーンズ
中堅:グランダーソン
右翼:オルドネス
指名打者:シフィールド
TWINS
ミネソタ・ツインズ(ア・リーグ中)
投打の柱抜け試練の時
復活リリアーノに期待


試練の時代がやってきた。投打の柱が抜け、若手中心のラインナップを組まざるを得ない。エースのサンタナはメッツに、主力打者ハンターはエンゼルスへ移った。投手陣はリリアーノに期待がかかる。ダイナミックなフォームから繰り出す98マイルの速球、90マイル高速スライダー、チェンジアップが武器。新人時代の06年に12勝したが、マイナー時代からの古傷であるヒジの炎症が悪化して手術、昨年の登板はなかった。「サンタナを継ぐエース」に首脳陣は15勝以上期待している。打線はレイズから強打者のヤング、ハリスを加え、一昨年の首位打者マウアー、長距離打者のモルノーなど粒はそろっている。ガーデンハイアー監督も「投手陣がどこまで踏ん張れるか。ひとりでも若手が育って欲しい」と頭を悩ます。抑えにはリーグを代表するネーサンが控えている。
昨シーズン成績:79勝83敗
ア・リーグ中地区3位
監督:ロン・ガーデンハイアー
本拠地:メトロドーム(45,423人)
チケット情報:800-338-9467
ウェブサイト:twins.mlb.com
07年ペイロール:$71,439,500
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ベーカー、リリアーノ、ボンザー、スローウィー、ソーサ
救援:リンコン、パーキンス、ヒューバー、ネシェック
抑え:ネーサン
捕手:マウアー
一塁:モルノー
二塁:ハリス
三塁:ラム
遊撃:エベレット
左翼:ヤング
中堅:モンロー
右翼:カダイアー
指名打者:クベル
WHITE SOX
シカゴ・ホワイトソックス(ア・リーグ中)
投手陣の安定が先決
機動力を増した打線


井口が加入した05年にギーエン監督の下、つなぎの野球「スモールボール」を発揮して地区優勝。ポストシーズンでも11勝1敗と圧倒的な強さを見せ、実に88年ぶりの頂点に立った。だが、年々失速、昨シーズンは5割を大きく割った。オフはトレードを5件成立させるなど地道に補強したが、問題は投手陣。エースのバーリー、コントラレス(ともに昨年10勝)には少なくとも15勝が条件だろう。抑えに安定度抜群のジェンクスが控えているだけに、先発投手陣が踏ん張りがポイントだ。打線は、カブレラ(エンゼルス)、スウィッシャー(アスレチックス)獲得で課題の機動力がついた。トーメ、ダイ、コネルコとパワーは十分。フィールズ三塁手、リチャー二塁手といった若手も成長している。投打がかみ合えば「2強」(インディアンス、タイガース)に迫りVチャンスがあるかも。
昨シーズン成績:72勝90敗
ア・リーグ中地区4位
監督:オジー・ギーエン
本拠地:USセルラーフィールド(40,615人)
チケット情報:899-769-4263
ウェブサイト:whitesox.mlb.com
07年ペイロール:$106,671,833
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:バーリー、ベスケス、コントラレス、ダンクス、フロイド
救援:ラインブリンク、ドテル、トンプソン、マクダガル
抑え:ジェンクス
捕手:ビアジンスキー
一塁:コネルコ
二塁:リチャー
三塁:ラム
遊撃:カブレラ
左翼:フィールズ
中堅:スウィッシャー
右翼:ダイ
指名打者:トーメ
ROYALS
カンサスシティー・ロイヤルズ(ア・リーグ中)
小粒でもピリリと辛い
ヒルマン監督の手腕は


日本ハムのヒルマンが監督に就任して一躍日本人注目の球団になった。ロッテから薮田、メジャー復活にかける野茂も加わった。昨年はルーキーのバニスターが12勝、移籍1年目のメッシュが9勝と奮闘した。今季は昨年終盤、先発に回り大活躍したグレインキー、パドレスから加入のベテラン、トムコが踏ん張れば5割復帰も夢ではない。薮田は中継ぎの柱として期待できる。昨年の岡島(レッドソックス)のような働きをすれば上位チームにひと泡吹かすかも。打線はマリナーズからギーエンを獲得して核ができた。大砲こそいないが、ゴードン三塁手、ティーエン外野手、指名打者のバトラーら若手有望株がそろう打線は将来にわたって期待が持てる。ヒルマン監督の「日本的野球」をいかに見せていくか興味深い。
昨シーズン成績:69勝93敗
ア・リーグ中地区5位
監督:トレイ・ヒルマン
本拠地:カーフマンスタジアム(40,793人)
チケット情報:816-504-4040
ウェブサイト:royals.mlb.com
07年ペイロール:$67,116,500
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:メッシュ、バニスター、グレインキー、デラ・ローサ、トムコ
救援:薮田、ヌニェス、デイビース、メイヘイ
抑え:ソリア
捕手:バック
一塁:グロード
二塁:グルジラネック
三塁:ゴードン
遊撃:ペーニャ
左翼:ギーエン
中堅:デヘスース
右翼:ティーエン
指名打者:バトラー
ANGELS
ロサンゼルス・エンゼルス(ア・リーグ西)
投打ともレベルアップ
地区優勝の最右翼


過去6年間で3度地区優勝、4度プレーオフ出場している。毎年観客動員300万人以上と名実ともにリーグの看板チーム。02年にはワールドチャンピオンにもなっている。今季も地区優勝の最右翼。今年から先発6人体制を作った。ラッキー、(19勝)、エスコバ(18勝)、ウィーバー(13勝)の3本柱にホワイトソックスから6年連続10勝以上の実績を持つガーランドを迎えさらに強力になった。抑えは40セーブのロドリゲス。チーム防御率4.22はリーグ3位と安定度抜群だ。打線はフィギンス、ゲレーロ、アンダーソンと豊富な人材を抱える。その上、ツインズから守備位置が広く、強打者のハンター加入で打線に厚味が増した。しかし、チーム本塁打123本は、下から3番目。ゲレーロの長打力が落ちたのも気がかり。24歳のアイバーはスイッチヒッターで将来嘱望されている。
昨シーズン成績:94勝68敗
ア・リーグ西地区優勝
監督:マイク・ソーシア
本拠地:エンゼル・スタジアム(45,050人)
チケット情報 :714-634-2000
ウェブサイト:angels.mlb.com
07年ペイロール:$109,251,333
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ラッキー、エスコバ,ガーランド、ウィーバー、サンタナ、ソーンダース
救援:シールズ、スパイアーオリバー、モゼリー
抑え:ロドリゲス
捕手:ナポリ
一塁:コッチマン
二塁:ケンドリック
三塁:フィギンス
遊撃:アイバー
左翼:マシューズ
中堅:ハンター
右翼:ゲレーロ
指名打者:アンダーソン
MARINERS
シアトル・マリナーズ(ア・リーグ西)
記録に挑むイチロー
防御率アップで優勝を


チーム防御率がリーグ11位の4.77ながら地区2位。先発投手の補強が急務だったが、オリオールズからベダード(13勝)を獲得、ヘルナンデス(14勝)、バティスタ(16勝)、ウォシュバーン(10勝)4人の10勝可能な投手が揃った。抑えにはプッツ(防御率1.38、40セーブ)がいる。投手陣さえレベルアップすれば、打倒エンゼルスも至近距離だ。打線はチーム打率2割8分7厘とリーグ3位。今年もイチローが中心だ。昨年5年契約9000万ドルで再延長。8年連続200本安打のメジャータイ記録に挑戦する。城島も初の3割を目指す。盗塁阻止率46.5%はリーグ一の強肩。ビドロ、イバニョス、ベルトレーの中心打者も他球団にひけをとらない。長打力のある4番セクソンには最低でも2割5分以上、30本が必要。得点圏打率が1割8分7厘では得点力も落ちる。大きな課題だ。
昨シーズン成績:88勝74敗
ア・リーグ西地区2位
監督:ジョン・マクラーレン
本拠地:セーフコフィールド(47,116人)
チケット情報:206-346-4001
ウェブサイト:marinors.mlb.com
07年ペイロール:$106,460,833
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ヘルナンデス、バティスタ、ベダード、ウォッシュバーン、モロー
救援:グリーン、 白嗟承 、フィラーベント、オフラハティ
抑え:プッツ
捕手:城島
一塁:セクソン
二塁:ロペス
三塁:ベルトレー
遊撃:ベタンコート
左翼:イバニョス
中堅:イチロー
右翼:ウィルカーソン
指名打者:ビドロ
ATHLETICS
オークランド・アスレチックス(ア・リーグ西)
機動力で得点力アップ
ハーデン復活で上位を


リーグ14チーム中、チーム打率がリーグ13位、総得点が11位など得点力の低さが顕著に現れている。打撃力のある右打者とつなぎができる野手の補強が急務。しかし、大きなトレードもなく昨年並みの攻撃陣。中堅のエリス、クロスビー、チャベスが打線を引っ張るがパワー不足。機動力野球で得点力をアップさせたい。投手陣はハーデンがカムバックした。デビュー2年目の04年から2年連続で2ケタ勝利をマークした速球派右腕。昨季は開幕から3連勝と幸先の良いスタートを切ったが、2度の故障者リスト入りを経験してわずか4勝に終わった。フルで登板すれば15勝は計算できる。ブラントン(14勝)、ガウディン(11勝)は自信をつけた。3人で40勝すれば、上位進出も可能だ。右肩の故障で2か月間戦列を離れたが48試合登板のストリートは抑えの切り札。速球、スライダーが武器。
昨シーズン成績:76勝86敗
ア・リーグ西地区3位
監督:ボブ・ゲレン
本拠地:マカフィー・コロシアム(43,662人)
チケット情報:877-493-2255
ウェブサイト:athletics.mlb.com
07年ペイロール:$79,366,940
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ハーデン、ブラントン、ガウディン、デュークシャー、ディナルド
救援:エンブリー、カスティヤ 、ディバイン、イブランド
抑え:ストリート
捕手:スズキ
一塁:バートン
二塁:エリス
三塁:チャベス
遊撃:クロスビー
左翼:バック
中堅:コトセイ
右翼:ゴンザレス
指名打者:カスト
RANGERS
テキサス・レンジャーズ(ア・リーグ西)
弱体投手陣解消せず
自慢の打線も大砲不足


投手陣に関しては、昨季チームで唯一の2ケタ勝利を挙げたミルウッドが10勝14敗、防御率5.16ではかなりの不安が残る。先発陣の駒不足が深刻なだけに、まずは先発投手の補強が急務。その一環としてアストロズからジェニングスを獲得した。02年にロッキーズで16勝して新人王に選ばれ、3年連続10勝以上上げているがその後パッとしない。新天地で再び10勝が目標となる。楽天から移籍した福盛は大塚に代わって抑えを任せられる可能性もある。キレのいい速球、スライダーで弱体投手陣に食い込むか。打線は。昨年まで3年連続100打点を挙げ、シーズン中に移籍したテシェイラ一塁手(現ブレーブス)に代わる大砲が必要だ。ハミルトンをレッズから獲得したがパワー不足。ヤング、ブレイロックはシーズンの大半をケガで棒にふったが3割、30本、100打点の実力はあるが。
昨シーズン成績:75勝87敗
ア・リーグ西地区4位
監督:ロン・ワシントン
本拠地:ザ・ボールパーク・イン・アーリントン(49,220人)
チケット情報:817-273-5100
ウェブサイト:rangers.mlb.com
07年ペイロール:$68,318,675
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ミルウッド、パディーヤ、マッカーシー、ギャバード、ジェニングス
救援:ベノワ、フランシスコ 、グアダード、リトルトン
抑え:ウィルソン/福盛
捕手:サルタラマッキア
一塁:ブロサード
二塁:キンスラー
三塁:ブレイロック
遊撃:ヤング
左翼:バード
中堅:ハミルトン
右翼:ブラドリー
指名打者:カトラノット

 


 
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