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ニューヨークのスポーツ情報

 

2008年

ナショナル・リーグ

球春到来!
日本人メジャーに注目


メジャーリーグもいよいよ開幕。全チームの戦力も整った。前号では、アメリカン・リーグのチーム分析をしたが、今回はナショナル・リーグを紹介する。サンタナ獲得のメッツ、日本から福留加入で戦力アップのカブス、万全の投手力を誇るパドレスが優勝狙える位置にいるが、どのチームが飛び出すか。(吉澤信政記者)

ナショナル・リーグチーム戦力徹底分析
メッツ、カブス、パドレスに熱い視線
PHILLIES
フィラディルフィア・フィリーズ(ナ・リーグ東)
V2は投手陣次第か
迫力満点打線そのまま


宿敵メッツに終盤8連勝、7ゲームの大差をひっくり返しての優勝。がっちり投打がかみ合った。投手陣は昨年と変わらないがひ弱だ。若いヘルムズ(15勝)は期待できる。安定性抜群で先発した28試合中、17試合で7イニング以上投げている。20勝も視野に入っている。抑えの切り札だったメイヤーを先発に回す。モイヤーは14勝したものの防御率は5点台。46歳の高齢だけに昨年同様の勝ち星は計算できない。抑えにリッジをアストロズから獲得したのは大きい。打線は迫力満点だ。3割打者ローワンドをジャイアンツにトレードしたが、全試合出場で史上4人目の「20盗塁・20二塁打・20三塁打・20本塁打」を達成、MVPに輝いたロリンズ、打率3位のアトリー(3割2部2厘)、一昨年の本塁打王ハワードは47本塁打したが、打率で大幅ダウン。再度3割を打ってV2を狙う。
昨シーズン成績:89勝73敗 ナ・リーグ東地区優勝
監督 :チャーリー・マニエル
本拠地:シチズンズ・バンクパーク(43,500人)
チケット情報:215-462-6108
ウェブサイト:www.phiillies.com
07年ペイロール :$89,428,213
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ヘルムズ、メイヤーズ、モイヤー、ケンドリック、イートン
救援:ゴードン、ロメロ、マドソン、ダービン
抑え:リッジ
捕手:ルイス
一塁:ハワード
二塁:アトリー
三塁:ダブス
遊撃:ロリンズ
左翼:バレル
中堅:ビクトリーノ
右翼:ジェンキンス
METS
ニューヨーク・メッツ(ナ・リーグ東)
サンタナ獲得で万全
デルカドに奮起を


9分9厘掌中に入れた地区優勝がフィリーズとの直接対決に8連敗して自ら失った。この屈辱を晴らすのは投手陣だ。ツインズから球界ナンバー1左腕サンタナを獲得したのは大きい。マルチネスも故障から復活、初めて15勝して力をつけたメイン、ペレス、残るひとつの枠はベテランのヘルナンディスと若いペルフリーが争う。抑えにワグナーが控えているため、中継ぎのレベルアップがV奪回にカギとなる。打線は大きな変動はない。レイエス、カスティーヨの1、2番コンビは恐ろしい。特にレイエスは盗塁数78個と走り回っている。打率3割を打てれば名実共に球界一の1番打者だ。主力のライトも成長した。今季は初のタイトルが欲しいところ。デルカドには2割8分、40本、120打点は実績から難しくはないはずだが。捕手はロデューカが抜けたがシュナイダーを獲得した。
昨シーズン成績:88勝74敗 ナ・リーグ東地区2位
監督:ウィリー・ランドルフ
本拠地:シェイスタジアム(57,369人)
チケット情報 :718ー507ー8499
ウェブサイト:www.mets.com
07年ペイロール: $115,231,663
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:サンタナ、マルチネス、メイ、ペレス、ペルフリー/ヘルナンディス
救援:ヘイルマン、ソーサ、サンチェス、フェシリアーニ
抑え:ワグナー
捕手:シュナイダー
一塁:デルカド
二塁:カスティーヤ
三塁:ライト
遊撃:レイエス
左翼:アルー
中堅:ベルトラン
右翼:チャーチ
BRAVES
アトランタ・ブレーブス(ナ・リーグ東)
若手の成長に期待
40歳コンビが投手の柱


かつての常勝球団もここ2年ペナント争いから脱落している。今季はメッツからグラビン(13勝)が帰ってきた。エースのスモルツ(14勝)と長い間チームを支えた大黒柱。だが、ともに40歳の大台を越えた。いまだに彼らに頼らなければならないチーム状況だ。中堅のハドソン(16勝)が投手陣を引っ張らないと。かつてのエース、ハンプトンは左ヒジの手術で2年間投げていない。どこまで回復しているか計算できない苦しさがある。中継ぎ、抑えも決して強力とはいえない。打撃陣は主砲のA・ジョーンズをドジャースに放出、その穴は埋まっていない。打撃2位のC・ジョーンズ(3割3分7厘)、ティシェイラ(3割1分)、フランコーア(2割9分3厘)、マッキャン(2割7分)はひけをとらないが、投打とも若手が出て来ないとメッツ、フィリーズと対等に戦えない。
昨シーズン成績:84勝78敗 ナ・リーグ東地区3位
監督:ボビー・コックス
本拠地:ターナーフィールド(50、096)
チケット情報:404ー577ー9100
ウェブサイト:www.braves.com
07年ペイロール:$87,290,833
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:スモルツ、ハドソン、グラビン、ジエームス、ハンプトン/ジャージェンス
救援:モイラン、アコスタ、オーマン、ゴンザレス
抑え:ソリアーノ
捕手:マッキャン
一塁:ティシェイラ
二塁:ジョンソン
三塁:ジョーンズ
遊撃:エスコバー
左翼:ダイアズ
中堅:コッツェイ
右翼:フランコーア
ORIOLES
ボルティモア・オリオールズ(ア・リーグ東)
軸がいない先発陣
打線はレベルアップ


先発投手陣の現状は厳しい。昨年と変わらぬ陣容で戦わなくてはならない。10勝以上はだれもおらず、7勝のチコが最高勝ち星。平均投球回数5.28は30球団中29位。故障者リストに入り、満足なシーズンをおくれなかったパターソン、ヒルには10勝の期待がかかる。固まらない先発陣だが、間隙をぬって昨年のドラフト1位ルーキーで大型左腕のデュワイヤーが台頭するかも知れない。中継ぎのラーチ、リベラは2人で173試合に登板、首脳陣から絶対的信頼を得ている。打線は昨年カムバック賞を獲得3割を打ったヤングが自信をつけた。ケガで昨年1年を棒に振ったジョンソンも完全復帰で一塁を争う。また、メッツから巧打の捕手ロデューカ、昨年新人で将来性豊かなミレッジを獲得、レベルアップした。フル出場を果たしたジマーマンには30本、100打点を期待したい。
昨シーズン成績:73勝89敗 ナ・リーグ東地区4位
監督:マニー・アクタ
本拠地:ナショナルズ・パーク(41,222人)
チケット情報:202ー675ー6287
ウェブサイト:www.nationals.com
07年ペイロール:$37,347,500
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ヒル、パターソン、バーグマン、チコ、レディング
救援:ラーチ、アヤーラ、キング、リベラ、コロメ
抑え:コーディロ
捕手:ロデューカ
一塁:ヤング/ジョンソン
二塁:ベリアード
三塁:ジマーマン
遊撃:グーズマン
左翼:モー・ペニャ
中堅:ミレッジ
右翼:カーンズ
MARLINS
フロリダ・マーリンズ(ナ・リーグ東)
魅力ある若手数多い
長打力、足あるラミレスに


大幅にチームを改造した。エースのウィリス、主砲のカブレラをタイガースに放出、代わりに将来性あるA・ミラー投手とメイビン外野手を獲得した。レギュラーの最高年俸が抑えのエース、グレッグの57万ドル。03年にワールドチャンピオンになったが、ベケット(レッドソックス)など多くの逸材を育てた。陣容的はメジャーと呼べないが、数年後に若い選手が成長すればおもしろい。期待されるのは一昨年新人ででノーヒットノーランを達成したサンチェス。10勝して新人王候補にも上がったが、昨年は肩を手術し、僅か6登板でシーズン終了。今季は復活に賭ける。中継ぎのガードナーは62試合に登板して防御率1.94と健闘した。打線は06年の新人王ラミレスが主軸に育った。リーグ3位の3割3分2厘、29本、盗塁も51個と長打力、足のある一番打者だ。
昨シーズン成績:71勝91敗 ナ・リーグ東地区5位
監督:フレディ・ゴンザレス
本拠地:ドルフィン・スタジアム(36、331人)
チケット情報:877-627-5467
ウェブサイト:www.floridamarlins..com
07年ペイロール: $30,507,000
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:サンチェス、オルセン、ノラスコ、バンデンハーク、A・ミラー
救援:リンドストロム、ガードナー、J・ミラー、ピント
抑え:グレッグ
捕手:ラベロ
一塁:ジェイコブス
二塁:アグラ
三塁:カスティーヨ
遊撃:ラミレス
左翼:ウィリンガム
中堅:メイビン
右翼:ハーミダ
CUBS
シカゴ・カブス(ナ・リーグ中)
魅力ある若手数多い
長打力、足あるラミレス


福留の加入で打線は逞しさを増した。アベレージヒッターのリー(ロッテに在籍していたレオン・リーの長男)、ラミレスの3割のコンビに福留が3割、30本、100打点をあげれば地区連覇も容易だろう。一番には33本塁打でチーム一の長打力を誇るソリアーノがデンと構える。相手投手にとって脅威だ。2年目のテリオも俊足巧打の選手。捕手のソトが急成長で下位打線を締める。投手陣は豪華だ。エースのザンブラーノは5年連続200イニング、13勝以上あげている。昨年は18勝で、今季は初の20勝を狙う。リリーもここ数年安定してきた。チェンジアップのコントロールがよくなり、秒御率も良くなった。通算奪三振率10.3のウッドが右ひじも回復し抑えに回る。3年間で85セーブをあげたデンプスターは再び先発陣に加わる。ヒル、マーキーと豊富な人材は他球団も羨む。
昨シーズン成績:85勝77敗 ナ・リーグ中地区優勝
監督:ルー・ピネラ
本拠地:リグレーフィールド(41,118人)
チケット情報:773ー404ー2827
ウェブサイト: www.cubs..com
07年ペイロール :$99,670,332
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:サンブラーノ、リリー、ヒル、マーキー、デンプスター
救援:ハウリー、マーモル、エアー、コッツ、ハート
抑え:ウッド
捕手:ソト
一塁:リー
二塁:ディローサ
三塁:ラミレス
遊撃:テリオ
左翼:ソリアーノ
中堅:ピーエイ
右翼:福留
BREWERS
ミルウォーキー・ブルワーズ(ナ・リーグ中)
チーム牽引する若手打者
カギ握るエースのシーツ


長年「お荷物球団」と揶揄されていたが、昨年はオールスターまでは2位に5ゲームの大差をつけ首位をばく進していた。その牽引者は若い選手だった。フィルダーは50本塁打でw本塁打王に輝く。5月からメジャーに上がったブラウンは3割2分4厘、34本塁打で新人王をとった。「安打製造機」の異名をとったトニー・グィン(元パドレス)の長男、ジュニアは半レギュラーながら将来性豊かなプレーを見せた。今季も彼らがチームを引っ張る。地区制覇の必須条件はエースのシーツが故障なくフル登板すること。シドニー五輪金メダルの立役者で球界最高のカーブを武器にする。15勝ががノルマだ。2年目のガヤルドはシーツの故障でメジャーに上がり9勝した。抑えには通算177セーブのガニエがレッドソックスから獲得した。往年の投球を見せれば先発投手陣も安心だ。
昨シーズン成績:83勝79敗 ナ・リーグ中地区2位
監督:ネド・ヨスト
本拠地:ミラーパーク(42,200人)
チケット情報:414ー902ー4100
ウェブサイト:www.brewers.com
07年ペイロール:$70,986,500
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:シーツ、ガヤルド、スーパン、ブッシュ、パーラ/カプアーノ
救援:ターンボウ、リスキー、モタ、トーレス、シャウズ
抑え:ガニエ
捕手:ケンドール
一塁:フィルダー
二塁:ウィークス
三塁:ホール
遊撃:ハーディー
左翼:ブラウン
中堅:グィン
右翼:ハート
CARDINALS
セントルイス・カージナルス(ナ・リーグ中)
エースの完全復帰待つ
定位置獲得のアンキール


7年連続プレーオフ出場の強豪も昨年はカーペンター、マルダーがシーズン早々故障者リスト入りし大誤算となった。この窮状をウェインライトが救い14勝してエースの座に。20勝投手のカーペンターは結局遊離軟骨の除去手術で8月までかかりそう。マルダーも手術の経過が芳しくなくどこまで球威が回復しているか。レッドソックスからケレメントを獲得して何とか先発投手陣の格好はついたが。打線はチームの三冠王プホルスが主軸。かつての本塁打王、グロースを獲得して重みも出た。注目は投手から打者に転向したアンキールがレギュラーの座をつかんだ。昨年47試合ながら2割8分5厘、11本塁打を打った。00年新人で11勝をあげ次代のエースが約束されていやが、暴投のイップス病での転向だった。カーペンターが復帰するまで首位争いをしているとV奪回の可能性もある。
昨シーズン成績 :78勝84敗 ナ・リーグ中地区3位
監督:トニー・ラルーサ
本拠地:ブッシュスタジアム(43,975人)
チケット情報:314ー.345ー9500
ウェブサイト:www.cardinals.com
07年ペイロール:$90,286,823
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ウェインライト、ルーパー、ピネイロ、クレメント、マルダー/レイエス
救援:フランクリン、スプリンガー、トンプソン、ウェルマイヤー、フローレス
抑え:イズリングハウゼン
捕手:モリーナ
一塁:プホルス
二塁:ケネディー
三塁:グロース
遊撃:イズトゥリス
左翼:ダンカン
中堅:アンキール
右翼:シューメーカー
ASTROS
ヒューストン・アストロズ(ナ・リーグ中)
投手陣立て直し先決
松井は3割,30盗塁を


井口が加入した05年にギーエン監督の下、つなぎの野球「スモールボール」を発揮して地区優勝。ポストシーズンでも11勝1敗と圧倒的な強さを見せ、実に88年ぶりの頂点に立った。だが、年々失速、昨シーズンは5割を大きく割った。オフはトレードを5件成立させるなど地道に補強したが、問題は投手陣。エースのバーリー、コントラレス(ともに昨年10勝)には少なくとも15勝が条件だろう。抑えに安定度抜群のジェンクスが控えているだけに、先発投手陣が踏ん張りがポイントだ。打線は、カブレラ(エンゼルス)、スウィッシャー(アスレチックス)獲得で課題の機動力がついた。トーメ、ダイ、コネルコとパワーは十分。フィールズ三塁手、リチャー二塁手といった若手も成長している。投打がかみ合えば「2強」(インディアンス、タイガース)に迫りVチャンスがあるかも。
昨シーズン成績:73勝89敗 ナ・リーグ中地区4位
監督:セシル・クーパー
本拠地:ミニットメイドパーク(40,950人)
チケット情報:877ー927ー8767
ウェブサイト:www.astros.com
07年ペイロール:$87,759,000
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:オズワルト、ウィリアムス、ロドリゲス、バック、ポーリーノ
救援:ブロケイル、マクレモア、ブロコースキー、ゲイリー
抑え:バルベルデ
捕手:タウルズ
一塁:バークマン
二塁:松井
三塁:ウィギントン
遊撃:テハダ
左翼:リー
中堅:ボーン
右翼:ペンス
REDS
シンシナティ・レッズ(ナ・リーグ中)
新監督迎えて5割以上
600号に迫るグリフィー


14年間ジャイアンツ、カブスで監督をしていたベイカーが新監督に就任。第一の目標が7年連続負け越しからの脱却だ。投手陣は2年連続16勝をマークしたハラングが柱。2番手のアローヨは06年にレッドソックスから移籍し14勝したものの、昨年わずか9勝に終わった。故障の少ない投手だけに最低12勝は期待したい。続くベライルは30試合に先発8勝で防御率5.32では信頼出来ない。今季のステップアップが望まれる。抑えにはブルワーズから44セーブのコルデロを獲得した。打線は4年連続40本塁打以上のダンは、一発はあるものの打率が2割6分台では主軸とはいえない。メジャー在籍20年のグリフィーJRは今世紀に入ってケガに泣かされている。昨年は7年ぶりに144試合に出場、30本塁打を放った。通算593本塁打で600本まであと7本に迫っている。
昨シーズン成績:72勝90敗 ナ・リーグ中地区5位
監督:ダスティー・ベイカー
本拠地:グレートアメリカンボールパーク(42,059人)
チケット情報:877ー647ー7337
ウェブサイト:www.reds.com
07年ペイロール:$68,904,980
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ハラング、アローヨ、ベイリー、ベライル、ボルケス
救援:ウェザース、バートン、スタントン、マジュースキー
抑え:コルデロ
捕手:ロス
一塁:ボット
二塁:フィリップス
三塁:エンカナーシオン
遊撃:ゴンザレス
左翼:ダン
中堅:フリール
右翼:グリフィーJR
PIRATES
ピッツバーグ・パイレーツ(ナ・リーグ中)
将来有望な若手の宝庫
新監督で5割復帰を


15年連続負け越しと完全にリーグの「お荷物」的球団になっている。今季はフロントも一掃、新監督にマイナーで最優秀監督にも選ばれたことがあるジョン・ラッセル監督が就任。若手選手を育て上げ、2、3年後に優勝を狙えるチームにするという。しかし、確実に若手選手は成長している。投手ではゴーゼラニーが14勝をあげブレイク、スネルも9勝に終わったが防御率は1点もインプルーブ3.76だった。10勝して自信をつけたマホルムも期待できる。ベテランのモリスが若手も見本となる投球を見せるか。打者でも04年の新人王ベイは翌年全試合に出場して球団史上初の3割、30本、40二塁打、100打点、100得点、20盗塁を達成した、サンチェスは06年に打率3割4分4厘で首位打者を獲得している。彼らが期待通りの活躍をすれば、5割復帰も夢ではない。
昨シーズン成績:68勝95敗 ナ・リーグ中地区6位
監督:ジョン・ラッセル
本拠地:PNCパーク(38,496人)
チケット情報:800ー289ー2827
ウェブサイト:www.pirates.com
07年ペイロール:$38,537,833
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ゴーゼラニー、スネル、モリス、マホルム、デューク
救援:マーテ、グラボウ、ミーク、オソリア、R・サンチェス
抑え:キャップス
捕手:ポーリーノ
一塁:ラローチェ
二塁:F・サンチェス
三塁:ボーティスタ
遊撃:J・ウィルソン
左翼:ベイ
中堅:マクロース
右翼:ネイディー
DIAMONDBACKS
アリゾナ・ダイヤモンドバックス(ナ・リーグ西)
自慢の強力中継ぎ投手陣
打線の底上げが連覇の道


01年に球団創設4年目にしてワールドチャンピオン。04年から下位に甘んじたが昨年は最後まで激戦の地区を制した。何といっても強力な投手陣のおかげである。特に中継ぎのライオン、クルーズ、ペーニャ、スレイテンは4人で20勝している。抑えに47セーブのバルベルデがいた。今季はそのバルベルデが移籍、ペーニャが抑えの切り札になる。しかし、アスレチックスから15勝のヘイレンを獲得、ウェブ(18勝)とエースの座を争う。ジョンソンも44歳ながら155キロの速球は健在。オーウィングスは途中からメジャー昇格して8勝ながら打者として60打数20安打と素晴らしい成績を残している。荒削りだが将来性豊かな投手だ。打線はリーグ最下位の打率2割5分、14位の得点(712)ととても優勝出来る内容ではなかった。強打の新加入もないだけに連覇の条件は打線の底上げだ。
昨シーズン成績:90勝72敗 ナ・リーグ西地区優勝
監督:ボブ・メルビン
本拠地:バンクワンボールパーク(49,033人)
チケット情報:602ー514ー8400
ウェブサイト:www.diamondbacks.com
07年ペイロール:$52,067,546
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣: ウェブ、ヘイレン、デイビス、オーウィングス、ジョンソン
救援:ライオン、クルーズ、クオルス、スレイテン、ニッパート、バックナー
抑え:ペーニャ
捕手:スナイダー
一塁:ジャクソン
二塁:ハドソン
三塁:レイノルズ
遊撃:ドリュー
左翼:バイネス
中堅:ヤング
右翼:アップトン
ROCKIES
コロラド・ロッキーズ(ナ・リーグ西)
破壊力抜群の打線健在
弱体投手陣解消なるか


昨年終盤の追い込みは大リーグ史上に残るものだった。9月15日時点で首位に6.5ゲーム差。そのあと残り16試合を15勝し大逆転でプレーオフに、その後も連戦連勝でワールドシリーズまで進出した。シーズン終盤に快進撃を見せてワールドシリーズ進出を果たしたが、あの勢いを今年も見せるか。投手陣の柱はフランシス。3年連続10勝以上、特に昨年は17勝してリーグを代表する左腕に成長。抑えにはコーパスがいる。だが弱体投手陣が解消したわけではない。今季も打線におんぶか。その打線は破壊力抜群だ。アトキンス、ヘルトン、ホリデー、タバレスと3割打者がズラリ。特にホリデーは3割4分、137打点で2冠王に輝いた。また、2割9分1厘、29本、126打点のホープ、トゥロウィツキーも2割9分1厘、24本、99打点と続くなど超一流。全ては投手陣次第のチーム。
昨シーズン成績:90勝73敗 ナ・リーグ西地区2位
監督:クリント・ハードル
本拠地:クワーズフィールド(50,445人)
チケット情報:303ー763ー5437
ウェブサイト:www.rockies.com
07年ペイロール:$54,424,000
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:フランシス、クック、ヒメネス、モラレス、J・ハーシュ/ウエルス
救援:フェンテス、スパイアー、ビズカイーノ、ハーゲス
抑え:コーパス
捕手:トレアルバ
一塁:ヘルトン
二塁:クィンタニーヤ
三塁:アトキンス
遊撃:トゥロウィツキー
左翼:ホリデー
中堅:タバレス
右翼:ホープ
PADRES
サンディエゴ・パドレス(ナ・リーグ西)
リーグ1の投手陣健在
井口加入で打線向上か


ワイルドカードのプレーオフでロッキーズに惜敗したが、リーグ唯一の防御率3点台を記録するなど、安定した投手陣を誇っている。その柱はピービー。スリークォーターからの高速スライダーは打てない。240奪三振・防御率2.54に加え19勝と投手部門を独占、三冠王を獲得。マダックスは41歳だが、絶妙のコントロールは変わらない。20年連続13勝以上というとてつもない記録を更新中。また、ベル、ハンプトン、キャメロンなど中継ぎ陣がすばらしい。通算500セーブの守護神ホフマンへうまくつないでいる。今季も十分期待出来る。問題は打線だ。補強はフィリーズから井口、カージナルスからエドモンズだけ。主砲のゴンザレスは初の30本、100打点と気を吐いた。彼に続く打者が必要だ。井口はフィリーズでも45試合で3割を打った。今季はフル出場で3割を目指す。
昨シーズン成績:89勝74敗 ナ・リーグ西地区2位
監督:バッド・ブラック
本拠地:ペトコ・スタジアム(42,445人)
チケット情報:619-795-5500
ウェブサイト:www.padres.com
07年ペイロール:$58,110,567
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ピービー、ヤング、マダックス、ウォルフ、プライアー
救援:ベル、メレディス 、レテズマ、ハンプトン、キャメロン
抑え:ホフマン
捕手:バード
一塁:ゴンザレス
二塁:井口
三塁:クーズマノフ
遊撃:グリーン
左翼:ヘアストン
中堅:エドモンズ
右翼:ジャイルス
DODGERS
ロサンゼルス・ドジャース(ナ・リーグ西)
トーリ監督の采配見もの
黒田には13勝以上を


1300万ドルを投じてヤンキースからジョー・トーリ監督を獲得した。まずトーリ監督は打線の強化に重点を置いた。昨年、打率は2割7分5厘でリーグ3位ながら得点は735、本塁打129本で10位とバランスの悪さが目立ったからだ。狙いのA・ロドリゲス(ヤンキース)は無理だったが、ブレーブスから05年の本塁打王ジョーンズを獲得して芯が通った。1、2番は25盗塁のファーカルと64盗塁のピエール、それにベテランのケント、若いケンプ、マーティンとつながる。もともと投手王国のチームだけに16勝のペニーを中心に期待できる。特に、昨年ルーキーのビリングズリーは中継ぎから先発に昇格し、12勝と健闘した。黒田には13勝以上の期待がかかる。重い速球とスライダーが武器。シュミットはケガに泣かされているが、肩さえ健康なら15勝は十分可能だ。
昨シーズン成績:82勝80敗 ナ・リーグ西地区4位
監督:ジョー・トーリ
本拠地:ドジャースタジアム(56,000人)
チケット情報:866ー363ー4377
ウェブサイト:www.dodgers.com
07年ペイロール:$108,454,524
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ペニー、ロー、黒田、ビリングズリー、シュミット/ロアイザ
救援:ブロクストン、バイメル、プロクター、ホルトン、メローン 、郭泓志
抑え:斎藤
捕手:マーチン
一塁:ロニー
二塁:ケント
三塁:ガルシアーパラ
遊撃:ファーカル
左翼:ピエール
中堅:ジョーンズ
右翼:ケンプ
GIANTS
サンフランシスコ・ジャイアンツ(ナ・リーグ西)
打線の奮起が向上の条件
投手陣には高い期待


生涯762本塁打の世界記録をもつボンズが抜けた。その後釜にフィリーズからロワンダを5年契約6000万ドルで獲得した。しかし、打線は大きく改造したわけではない。チーム打率2割5分4厘は下から3番目。
打点641は最下位。好機に点が取れないとリーグ5位の防御率も意味がない。エースのケインはメジャーでもそう多くはいない「速球だけで三振を取れる投手」だが、昨年は7勝16敗だった。防御率は3.65とリーグ10位の好成績だったのに対し、ケイン登板時の味方の平均援護点は3.51でリーグワースト2位。これでは投手泣かせとなる。ジト(11勝)、ロウリー(14勝)は10勝以上は問題ないだろう。ウィルソンは終盤抑えに回り7回のセーブ機会で6回成功。防御率2.28をマークし期待大だ。昨年自己最高成績を残したロワンダを中心とした打線の奮起がチーム向上の条件となる。
昨シーズン成績:71勝91敗 ナ・リーグ西地区5位
監督:ブルース・ボウチー
本拠地:AT&Tパーク(41,503人)
チケット情報:415ー972ー2298
ウェブサイト:www.giants.com
07年ペイロール: $90,219,096
予想されるレギュラーメンバー
先発投手陣:ケイン、リンスカム、ジト、ロウリー、サンチェス
救援:ウォーカー、ヘネシー、チョーク、メッセンジャー
抑え:ウィルソン
捕手:モリーナ
一塁:オートメイアー
二塁:ダーハム
三塁:オーリリア
遊撃:ビスケル
左翼:ロバーツ
中堅:ロワンダ
右翼:ウィン

 


 
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